医師の盗撮事件
- 2023/5/7
- 盗撮関連ニュース
ここ最近、医師による盗撮事件が続いている。
① 手術中に女性患者の体を盗撮 医師に執行猶予付きの有罪判決 「卑劣で悪質な犯行」京都地裁 11/11(金) 16:20 関テレ
手術中に女性患者の体を盗撮した罪に問われた元医師の男に対し11日、京都地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
京都市の新井啓仁被告(44)は、おととしから去年にかけて当時勤務していた京都府立医科大学附属病院の耳鼻咽喉科で、手術中に小学生や中学生を含む女性患者7人の体を盗撮した罪に問われています。
新井被告はすべての起訴内容を認めています。
判決で京都地裁は、「全身麻酔が必要とされるほどの手術を受ける患者らの信頼を裏切った卑劣で悪質な犯行」と指摘。その上で、社会で更生の機会を与えつつ、慰謝の措置に努めさせるのが相当だとして、新井被告に懲役2年6カ月・執行猶予5年の判決を言い渡しました。
医師と患者との信頼関係を裏切る卑劣な行為なのは言うまでもないが、オペ中の患者は麻酔をかけられ
まな板の上の鯉状態・・・私も何度も全身麻酔をかけて手術を受けているが、手術室には、麻酔科医、医師、オペ看と多くのスタッフがいる中でこの犯行に居合わせた方は誰も気づいていなかったのかと思うぐらい不二義な事件なのですが、7回も盗撮しそれも医師という立場を悪用して行っても懲役2年6カ月・執行猶予5年の判決しか下せれないのだから本当に日本の性犯罪に関する認識は甘い。
そしてもう一件が昨日速報で流れた事件なのだが
② 小中学校の健康診断「ペン型カメラ」で盗撮した罪に問われた医師の男に 懲役2年6カ月 執行猶予4年の判決 「自らのゆがんだ性癖を児童に向けた経緯に酌むべき点はない」
11/15(火) 13:33配信
小学校や中学校の健康診断でペン型のカメラを使って盗撮をした罪に問われた医師の男の裁判で、京都地方裁判所は、懲役2年6カ月 執行猶予4年の判決を言い渡しました。
岡山市の医師・藤原大輔被告(47)は去年5月、岡山市内の小学校と中学校で、健康診断中にペン型のカメラを胸ポケットに入れ、女子児童らを盗撮した罪に問われています。
10月18日に開かれた京都地裁の初公判で検察は、「医師の立場を悪用した卑劣な犯行」で、事件発覚前には京都市内のホテルで女性を盗撮して検挙されるなど常習性もみられるとして懲役2年6カ月を求刑していました。
一方、藤原被告はこれまでの裁判で起訴内容を認め、弁護人は「被告は深く反省し、十分な社会的制裁を受けている」などとして、執行猶予付きの判決を求めていました。
「被害を受けた児童は多数…ゆがんだ性癖を児童に向けた」
京都地方裁判所15日の判決で京都地裁の安永武央裁判官は、「盗撮被害を受けた児童は多数に及び、その保護者が厳重処罰を求めていたのも当然である。被告は性風俗サービスを利用する際に盗撮することを繰り返すうちに、盗撮それ自体に楽しみを覚え、犯行に及んだ。自らのゆがんだ性癖を児童に向けた経緯に酌むべき点はない」とした上で、「前科は無く、犯行の発覚により、開業医としての職を失っていることなどから、執行猶予が適切と判断」として藤原被告に懲役2年6カ月 執行猶予4年を言い渡しました。
どう思いますか。
これも医師という立場を悪用し、学校の健康診断で児童ポルノを製造し常習性があっても懲役2年6カ月 執行猶予4年しか判決が下りていない。 その甘い理由として開業医としての職を失っておりって当たり前だしそれを理由にこの甘い判決。 いずれにせよ職域の立場を悪用し卑劣な盗撮犯罪を行い、一部クラウド上に保存していたのだから悪質極まりない。またこの二人の医師共にロリコンって最悪ですよね。 裁判官が与える執行猶予の最大5年なのは知っていますが、実刑判決5年でも軽く感じる。
それだけ職域の立場を悪用して児童の心に大きな傷を残しているにも関わらず執行猶予付き判決は、軽すぎるし法廷審議会の試案は本当に盗撮犯罪を理解していない机の上だけで作られたものを裏付けるにはいい事件です。
これら職域の立場を悪用した犯罪を法律の試案に取り入れるために再度検討の余地があると思います。
全国盗撮犯罪防止ネットワークとして、以前からずっと求めているものであり、盗撮犯罪を理解した上での法整備を今後も求めていきたいと思います。